こんにちわ
パソコン快適生活応援団の応援団長です。
メーカー:FUJITSU
機種/型番:LIFEBOOK AH56/D(FMVA56DRG)
パソコンが起動しなくなった。電源を入れてFUJITSUのロゴ表示までは進むが、Windowsが立ち上がってこないとのことで持ち込みご来店下さいました。もともとのOSはWindows7でWindows10にアップデートして1か月ほど使用されていたそうですが、突然起動できなくなったそうです。
Windows10にアップデート後に機種や環境により起動できなくなる障害はネット上にも多数みられますが、このケースではアップデート後も普通に使えていたようなので、そうなるとやはりハードディスクを疑ってしまいます。
まずは電源を入れて確認をしてみますと、伺った内容通りFUJITSUロゴ表示のままで、ディスクをアクセスする気配もありません。BIOSを起動させてみるとハードディスクは認識していました。
ディスク診断のためパソコンからハードディスクを取り出します。
取り出したハードディスクを「変換集団」に取り付け、検証用のPCでディスク診断を行なうとディスク障害が発生しておりました。代替処理済のセクタ数や回復不可能セクタ数でエラーがあり使用時間も11,000時間を超えていることからハードディスクが壊れかかっているようです。
ディスク破損があると何回も同じ場所を読み取ろうと再試行するためにディスクアクセスランプがつきっぱなしの状態になるのですが、このPCの場合は一瞬も点灯しません。そこで、取り外したハードディスクを検証用のHDDに丸ごとコピーしシステム修復をして元のPCに戻してみたところうまく立ち上がってきました。が、なにやら怪しいソフトが次々に開いてきました。
「システム上に2542件のWindowsレジストリエラー、パフォーマンスの問題、ジャンクファイルが残されています。・・・」
の警告メッセージが表示され今すぐに有料版を購入して問題を解消するよう催促されます。実は、このPC MechanicやRegistry Optimizerなどは詐欺ソフトと言われるもので、あたかもエラーがあるように見せかけPC所有者の不安を煽らせソフトを購入させる悪質な手口のソフトです。
お客様にハードディスク不良及び詐欺ソフト侵入などをご説明し、詐欺ソフトの駆除と従来のHDDをSSDに交換することに決まりました。(詐欺ソフトの駆除は無料でさせていただきました)
SSDに交換したことにより、PC起動も速くなり、起動後に自動実行されていたPC MechanicやRegistry Optimizerも表示されなくなり、大変喜ばれておりました。
都城市都島町のお客様